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兵庫の交通

JR福知山線(尼崎〜福知山)

宝塚以北は風景がいい

武庫川を渡る快速列車
(道場付近にて)

2009年 8月23日更新


JR福知山線

 大阪と福知山を結ぶ路線。正確には尼崎〜福知山が「福知山線」で、大阪〜尼崎は「東海道本線」のですが、尼崎を起点とする列車はありません。すべて大阪・高槻・京都・松井山手・木津など東海道線・片町線などから乗り入れてきます。
 また、大阪〜篠山口は「JR宝塚線」という愛称がつけられています。「JR京都線」「JR神戸線」ともども阪急電車みたいな愛称をつけています。昼間特割きっぷの設定区間など力の入れ具合を見ていると、JRは結構阪急を意識しているような。また、2003年12月1日からは、中山寺に快速が停車するようになりました。

 福知山線は昭和末期までほとんどの区間で単線・非電化の、のどかな路線だったようです。列車の本数もいろいろと調べてみると、かなり少なかったらしい。特急だけでなく普通列車でも大阪から福知山線経由で米子や出雲市まで行くものがあったりしたようです。
 現在は全線電化、尼崎〜篠山口で複線となっています。

 2005年4月25日に乗員・乗客107名が死亡、そのほか多数の乗客が負傷した列車脱線事故が塚口〜尼崎間で発生しました。このような大事故が二度と起こらないよう、十分な対策をとってもらいたいところです。

略図
(JR福知山線略図)

停車駅・列車

(●:停車 ┃:通過 ▲:一部通過 △:一部停車(大半は通過))

 丹波路快速は快速と停車駅が同じ。何が違うんだろう?と思う。あと、篠山口以北の普通電車は改造によって運転台が取り付けられた車両が走っています。でもデザインはかなり古臭いというか何か…。

 2004年10月16日改正


























特急「北近畿」:
新大阪〜福知山・豊岡・城崎間で運転

特急「文殊」:
新大阪〜天橋立間で運転

特急「タンゴエクスプローラー」:
新大阪〜宮津・久美浜間で運転



快速・普通は片町線発あり
(尼崎から福知山線に乗り入れ)


大阪
塚本
尼崎
塚口
猪名寺
伊丹
北伊丹
川西池田
中山寺
宝塚
生瀬
西宮名塩
武田尾
道場
三田
新三田
広野
相野
藍本
草野
古市
南矢代
篠山口
丹波大山  
下滝  
谷川  
柏原  
石生  
黒井  
市島  
丹波竹田  
福知山  

 篠山口以北で走る普通は、ワンマン運転が実施されているものがあります。

普通列車 事故後自動列車停止装置の関係でいなくなったらしい
(少し前までの福知山線の車両)

沿線風景
▼尼崎〜宝塚

 尼崎で東海道線(神戸線)・東西線と接続。尼崎から南の尼崎港へ行く路線がかつてあり、今でも痕跡が所々で見られます。

 猪名寺は工場の街の雰囲気。駅北側で山陽新幹線が交差しています。

北側を望む
(猪名寺)

 川西池田駅は川西市の中心部からやや南に位置します。能勢電鉄との乗換駅で、能勢電と阪急は同じ場所にありながら、能勢電の川西能勢口駅からやや離れたJR川西池田駅まで歩いて乗り換えする人もおおい。駅の南側は田畑も残っています。

駅の風景 駅南側
(川西池田)

▼宝塚〜三田

 宝塚駅は福知山線主要駅の中でも、あまり改装されていない駅。地方でよく見られるような1番線(南側)に改札、2・3番線へは陸橋で行く構造。駅北側にマンションなどが建つようになり、駅北側からJR宝塚駅へのアクセスが不便なことから、駅舎を橋上化するよう要望が出て、橋上駅舎に建て替え中です。

駅舎
(宝塚駅:旧駅舎)

 宝塚駅を出ると、砕石場を見つつ武庫川を渡ります。このあたりから山が両側に迫ってくるようになります。生瀬駅を出ると1986年の路線改良によってできた区間。さっそく真新しいトンネルに入ります。最初のトンネルは短いですが、そのあとは長いトンネル。その後も大小いくつかのトンネルがあります。
 西宮名塩の次は武田尾。武庫川の上とトンネルの中にホームがかかっています。トンネル区間(渓谷)が終わると道場。武庫川の渓谷は結局あまり見えません。ほどなく三田へ。

れんがの橋脚が残る
(宝塚〜生瀬に残る古い時代のもの)

 生瀬〜道場は1986年まで武庫川の渓谷沿いに走っていました。現在はトンネルが連続する新線に移設されていますが、旧線も生瀬〜武田尾で歩くことができます(JRは立ち入って欲しくない姿勢のようですが)。渓谷を見ながら歩くのはいいものです。但し旧線のトンネルは真っ暗なので懐中電燈は必要です。武田尾〜道場は途中のトンネルが封鎖されていたり鉄橋が撤去されているので、歩けません。

 武田尾駅は線路の付け替え時に、川の上にホームが設けられました。山間の駅で、ホームの大部分はトンネル内にあります。

行きかう電車 尼崎方面ゆきホームから
(武田尾駅)
丹波路快速
(武田尾〜道場)

 道場から三田にかけても、一部1986年に改良が施されています。道場はまだ渓谷の雰囲気がありますが、三田に近づくにつれ盆地となって、住宅が多くなります。

武庫川を渡る 駅ホームから
(道場駅付近)

▼三田〜篠山口

 新三田〜篠山口は、1997年に複線化されました。三田を出ると、田園風景の中を走ります。ニュータウンは、駅から離れたところに作られているものが多いです。

新三田〜広野 新三田〜広野
(田園風景)

 藍本と草野の間で、三田市と篠山市の市境となります。ここが摂津国と丹波国の境。武田尾付近が境目のような感じがします(実際、似たような感じの山陰線も保津峡で山城と丹波を分ける)。

藍本〜草野
(摂津と丹波の境目あたり)

 草野は篠山市に入って最初の駅。田畑が広がります。

駅南側 駅北側
(草野)

▼篠山口〜福知山

 篠山口からは単線になります。普通電車も2両ワンマンが大半になります。丹波大山〜下滝では篠山川が作る川代渓谷沿いに走ります。渓谷を抜けると山間に田畑が広がる風景を見ながら谷川・柏原と進みます。

先頭車は・・・
(丹波大山〜下滝)
加古川線の列車が発車(電化前) こちらは福知山行きホーム
谷川
(谷川駅)

 石生の手前にある高谷川で日本一低い中央分水界をまたぎます。石生駅にも石生地区が日本一低い中央分水界であることをPRする看板がかかっています。でも言われなければ気付きません。

川が中央分水嶺
(石生の大阪方)

 黒井・市島・丹波竹田と北上します。この付近は田畑が広がる車窓風景です。丹波竹田を出ると京都府に入ります。土師川に沿って走り、やがて福知山駅に到着。山陰線や北近畿タンゴ鉄道に接続。福知山駅は高架になっています。

黒井〜市島の水田
(黒井〜市島)
丹波竹田付近の車窓 土師川に沿って
(丹波竹田〜福知山)
高架前の駅舎 高架ホーム
(福知山駅)
古い時刻表から

 福知山線は、近年急激に発展を遂げた路線です。1980年代初頭までは全線単線・非電化の路線で、本数も少なかったです。また、三田方面の乗客が大阪へ行くのに、宝塚でわざわざ阪急に乗り換えていたとか。そんな路線も、現在では15分に1本普通が走る(新三田以南)など、ローカル線から脱しています。

 1978年10月のJTB時刻表を見ると、その当時の様子がよくわかります。まず、ページ数は2ページで足りるぐらいの本数。駅も猪名寺、西宮名塩、新三田はまだありません。

 優等列車は、特急まつかぜ、急行丹波、急行だいせんがありました。特急まつかぜは大阪〜鳥取または博多まで走る列車。鳥取はいいとしても、博多まで福知山線・山陰線経由で走っているのがすごい。8:00に大阪駅を出て博多駅に着くのが20:51と、13時間近くかかっています。まつかぜの福知山線内の停車駅は、宝塚のみ。
 急行は、大阪〜福知山・天橋立・豊岡・城崎などが「丹波」、鳥取・松江・出雲市・大社(今はない駅)まで走るものが「だいせん」。こちらのほうは、2004年10月まで夜行急行として走っていましたが、この当時は昼間も走っていました。

 快速・普通列車は、今のような本数はありません。ラッシュ時以外は1時間以上間隔が開いています。北伊丹・草野・南矢代を通過する普通も何本かあります。大阪発の最終は23:00の普通三田行き。北伊丹に止まる最終は20:52の列車。北伊丹は、現在はすべての普通が停車します。
 そのほか、普通列車は、長い距離を走るものが多く、大阪5:37発の列車は出雲市まで、また大阪21:00着の列車は浜田発でした。

参考資料

 JR西日本 公式サイト http://www.westjr.co.jp/ 

 JTB時刻表(大型) 1978年10月号 2001年12月号 2002年9月号 2004年10月号


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