ホーム京阪間をめぐる淀川 上流から下流まで>琵琶湖疎水(大津〜山科)

淀川 上流から下流まで

琵琶湖疎水(大津〜山科)

琵琶湖から京都市内へ

トンネル目指して
(三井寺付近)

2009年 4月26日更新

▲琵琶湖


琵琶湖疎水

 琵琶湖から京都市内へ水を流す水路。

 京都市内には鴨川をはじめ小さな川が流れているほか、西部には桂川、南部には宇治川が流れていますが、元々は水には恵まれない街でした。

 そこで明治維新・東京遷都で沈んでいた京都に活気を取り戻す目的で、琵琶湖疎水の建設が計画されます。工事は1885(明治18)〜1890(明治23)年に行われ、人力が主だったようです。
 疎水は発電にも用いられ、京都〜伏見間の京都電気鉄道の電力にもなったようです。

 現在の疎水は1890年竣工の第1疎水・分線、1894(明治27)年完成の鴨川運河(伏見への流れ)、1912(明治45)年完成の第2疎水に大別できます。ただ、第2疎水はほとんどトンネルらしい。
 このページでは、地表に現れる第1疎水の大津〜蹴上をご紹介します。

疎水(山科付近)
(琵琶湖疎水略図:かなり省略しています)


琵琶湖疏水(第1疎水:大津〜蹴上)
▼大津市内 (滋賀県大津市)

第1疎水のスタート
(疎水のスタート)

 第1疎水は浜大津の北側が起点です。起点付近は船だまりのようになっています。国道161号線や京阪石山坂本線をくぐり、また疎水揚水機場を通っていきます。

揚水機場 何か不明
(揚水機場など)

 三井寺の手前でトンネルに入ります。疎水には特に山科区内で山をくぐるトンネルがいくつかあります。
 なお、第2疎水も第1疎水からすぐのところに起点があります。しかし、こちらのほうは国道161号線をくぐるとすぐにトンネルに入ってしまいます。第2疎水はこのあとずっとトンネルで京都へ向かうので、地表を流れるところはごくわずかです。

大津市三井寺町にて トンネル入口
(三井寺手前でトンネルへ)

 2.5kmあるトンネルの出口は、JR東海道線・湖西線のトンネル出口の北側にあります。疎水のトンネル出口は周りの土地よりも低いところにあり、一般人は近づけません。疎水と同じ高さになるには、少しの距離を必要とします。また、そのあたりが大津市と京都市の境になるようです。

▼山科区内 (京都市山科区)

 京都市に入ると、疎水は東山自然緑地(3.1km)を進むようになります。疎水脇には自転車・歩行者のための道が整備されていて、近所の人が散歩やジョギングをしている様子も見られます。緑地の途中で疎水のみトンネルがありますが、これは後になって造られたもののようで、元々は緑地の道と同じルートをとっていたようです。

 山科区内の疎水は市街地よりも北側の山裾を流れます。途中で川と交差しているところがあるのですが、川とは水の流れはつながっていないようです。また、山科区内の疎水は桜の木が植えられていて、花見が楽しめるところもあります。

府県境付近 撮影場所失念
撮影場所失念 緑の多い疎水
山科駅北側 山科駅北側
(山科区内の疎水)

 緑地の終点には疎水のトンネルがあります。あまり長いものではなく、人はちょっとまわり道することですぐに疎水横の道を歩くことができます。ただ、疎水はすぐにまたトンネル(九条山から蹴上に抜けるトンネル)に入り、こちらのトンネルはやや長い距離です。
 なお、蹴上へ抜けるトンネルの琵琶湖側には、日本最初の鉄筋コンクリート橋があります。

蹴上のトンネル(短い方)(琵琶湖側) 御陵地区のトンネル(短い方)(蹴上側)
水道局施設のそばを通る 日本最初の鉄筋コンクリート橋
御陵地区のトンネル(長い方)(琵琶湖側)
(御陵地区)

琵琶湖疏水(第2疎水)
▼大津市内 (滋賀県大津市)

 第2疎水は、上でも記述したとおりほとんどトンネル内を通ります。ただ、琵琶湖から流れ出たところは、わずかな区間だけ地表を通ります。

第2疎水のスタート
(第2疎水起点付近)

 第2疎水は、第1疎水のすぐ北側で琵琶湖から分かれます。国道161号をくぐり、すぐにトンネルに入っていきます。その手前に疎水関連施設?がありますが、一般人は立ち入り禁止です。

国道161号から
(トンネルへ)


参考資料

 琵琶湖疎水記念館 展示資料・配布パンフレット
 →琵琶湖疎水記念館については、京阪間の名所 琵琶湖疎水記念館をご覧ください。


▼琵琶湖疎水(蹴上〜川端通)

淀川 上流から下流までトップへ戻る 京阪間をめぐるトップへ戻る